2014年4月13日日曜日

MUSTY DUSTY

『MUSTY  DUSTY』SAGITTARIUS
https://www.youtube.com/watch?v=XQWmPMAld1c

いつ聴いても本当に良い曲。

カート・ベッチャーの曲の中で一番好きです。
射手座の魔法が掛かってる。

メロディラインや詞を聴いていると、
繊細で純粋で優しい人だったんだろうと思う。
ブライアン・ウィルソンと気が合いそうな。

マザーグースの童謡「HUMPTY  DUMPTY」をもじった様な
曲名にもカートの無垢さが表れている気がします。

詞は子供の頃の淡い思い出を
回想する内容。


「何も始まらず 
 何も終わらない日々
 楓の木々 
 蝶や蜂たち 
 その総てが 僕らの道を見えなくする」


いつもこのラインにやられてしまうのです。

素晴らしい。



2014年4月12日土曜日

猫毛布団で大儲け

最近、ベランダに綿飴のようなものがある。

何だか日に日に増えて行くぞ、、
妖怪の仕業かな?
と思ったら、

多分猫の毛なんです。

うちのベランダは猫の通り路になっていて
たまに決闘とかもしてる。

こんなになるもんかねえ。

もっと溜まるのを待って、
猫毛布団を作ってネット販売をしようと思ってます。


そういえば実家に住んでいた頃、
隣りの家のピッピ(雄)という猫は
うちの玄関を開けて(引き戸だったので)
僕の部屋の戸を開けて(引き戸だったので)
毎朝僕のベッドで寝ているという、フレンドリーな猫でした。

今でも猫には縁があるなあということで。



砂の星で

小学生の時、先生に教えてもらって読み始めた、星新一。

短編ということもあり、子供にも取っ付きやすく
あっという間に不条理とユーモアを兼ね備えた
異世界に惹き込まれて行きました。
(当時は「世にも奇妙な物語」が毎週レギュラー番組として放映、
その原作としても使われていました。)

何かの折にふと読み返すのですが、
今でもとても新鮮に感じられて、オチは分かっていても
今日初めて読んだみたいな読後感。

何だろうこの面白さは。。

僕は文庫『ようこそ地球さん』に収録されている
「処刑」という話が好きで、
砂の惑星に送り込まれた罪人の男が銀の玉(ボタンを押す事で生き長らえるための
水が出るが、処刑される爆弾としても機能)を携えて、いつ来るかは分からない
最期の時を待つ。

男は自分を処刑する道具としての銀の玉を憎んでいたが、
自分の心の変化と共に愛情にも近い感情を抱き始める。

という淡々とした話なのですが、これは良いですよ。

最終的に悟りを開いた男の行動から
他の星作品に見られるような文明批判的なメッセージも汲み取れるけど、
自分にとってそこはどうでも良くて、砂のゴーストタウンを彷徨う男と
擬人化(女性)された銀の玉とのやり取りにぐっと来るのです。

理由は無いけど、自分が好きな世界観なんだろうなあと。

オススメです。